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2016年10月27日 (木)

言葉の壁は高い、壁の内側は心地よい

久しぶりに歌舞伎座に行きました。

しかし今夜の歌舞伎座はとっても違和感。それもそのはず、歌舞伎公演ではなく、東京国際映画祭のイベントでした。やたらと外国人記者と劇場スタッフが多い。

お目当てはもちろん菊之助丈の「鷺娘」です。これだけ見てさっさと帰ってもいいかな〜とさえ思っていたのですが、鷺娘は最後だったので全部見ることに。考えてみたら、映画祭だから映画がメイン。鷺娘は特典みたいなものですよね。

メインは、ほとんどが消失してしまった1928年製作の「血煙高田の馬場」と昨年発見されたという1926年製作の「忠臣蔵」(デジタルリマスター版)。血煙高田の馬場は古舘伊知郎氏のしゃべり倒し(フリートーク)付き。

ナマ古舘氏、初めて見ました。よくしゃべるわ〜〜〜〜coldsweats01 外国人客が多いので、というか外国人向けのイベントでもあるので、同時通訳者がいたそうなのですが、う〜ん、あのしゃべり倒しは通訳できるのでしょうか。きっと無理だと思う。それでもおかまいなしにガンガンしゃべる。日本人には非常に楽しめました。

続いてプロの弁士が語る忠臣蔵が上映され、幕間に特製お弁当を食す。美味しかったです。

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最後の鷺娘はあっという間でした。実際には30分くらいあるのですが、私にはせいぜい10分くらいに感じられます。とても美しくてうっとりしているうちに幕。ちなみに菊ちゃんが鷺娘を歌舞伎座で舞うのは初めてだったそうです。そういえば、以前見たのはなんとかホールだったっけ。

今日の「ありがとう」は素敵なイベントに誘ってくださったK子さんに。久しぶりに着物で歌舞伎座に行って、体がバキバキ、痛くなりました。

2016年1月18日 (月)

初歌舞伎はスカーーーッと

Hatsuharukabuki_2今年の観劇初めは、例年の如く、国立劇場の初春歌舞伎。演目は「小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)」。簡単に言うと、怪盗ものです。こちらはチラシ→

私のひいきの菊之助丈は、狐の妖術を使う盗賊、娘、若旦那を演じ、ファンにとっては1粒で2度も3度もおいしい舞台でした。しかし、若旦那と“いい仲”の花魁が萬次郎丈ってのが、どうも納得がいかん!もうちっと若い子にやらせるわけにはいかなかったのか・・・。

そして、今回とても感心したのは、身体能力の高い若い弟子たち。映画「マトリックス」のを上回るほどののけぞり!

さらに、クライマックスの立ち回りで使用された、鳥居の舞台装置。まずは鳥居の志太下で立ち回り、その後鳥居の上で、ステージが回転しながらふんだんな見せ場。

見ていてスカーーーーーーッとしました。初春の歌舞伎はこうでなくっちゃね!

そして恒例の手拭いまきでは、やはり手拭いゲットできませんでした。手拭い運ナシナシ。

でも、一緒に行った友人のお母様が、菊五郎丈の投げた手拭いをキャッチできたので、おめでたい締めくくりになりました。

初観劇の「ありがとう」は、チケットを手配して下さったK子さんと、一緒に楽しんでくれたY&お姉さん、お母様に。

P1180001 手拭いは手に入らなかったので、桜吹雪の花びらを持ち帰りました。今年1年のお守りにします。

2015年7月10日 (金)

ファン冥利に尽きる

P7110001 五月以来の歌舞伎。今回は歌舞伎座ではなく国立劇場「社会人のための歌舞伎鑑賞教室」でございます。

演目は「義経千本桜」 の「渡海屋の場」と「大物浦の場」。菊之助丈はなんと、主役の知盛を演じます。

なぜ「なんと」なのかというと、菊之助丈のニンではないからです。「ニンじゃない」というのは、平たく言うと、「カラーじゃない」でしょうか。でもちょっと違うな。

「あの役者のカラーじゃない」っていうと、その役者に合わない役柄(キャラクター)って感じですが、「あの役者のニンじゃない」っていうと、役柄(キャラクター)が求める雰囲気と役者の持ち味が合致しない、という意味で使われていると私は解釈しています。

そんなわけで、今回の配役が決まったときは、菊ファン仲間は「えーーー!?知盛!?」という反応でした。

それで、たぶん、空回りしてしまうんじゃないかな。と、少々不安を抱きつつ見に行ったわけですが、なんのなんの!素晴らしい!

確かに「ニンじゃない」感はいなめず、特に2場目の「大物浦の場」で花道に知盛が登場したときには、私の近くの席から“クスクスッ”という笑いが起こっていたほどですが、いつもの鈴を転がすような声が今回は低くお腹に響く声になり、セリフの余韻や間(ま)は人物の大きさ感じさせ、鬼気迫る緊張感、死を覚悟したときの静けさ、ものすごい迫力で演じきっていました。

ニンではないのにここまで演じてしまう菊之助丈、すごい!この役者を好きで良かったとつくづく思いました。

今回のご指導は幾度も知盛を演じている吉右衛門丈。この舅&婿コラボ、けっこうポテンシャル高いかも。

今日の「ありがとう」はいつも良い舞台を勧めてくださるK子さんに。
これで3900円は安すぎる!

2015年5月27日 (水)

あちらとこちらの見方

五月といえば團菊祭。昼の部は1等席で、夜の部は3等席で観劇しました。

昼の部は、菊之助丈が主役の玉手御前を務める「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」と、準主役(という認識でいいのかな)の天一坊を務める「天一坊大岡政談(てんいちぼうおおおかせいだん)」。ちなみに大岡越前を演じるのは菊五郎丈。

夜の部は、松緑丈が立ち回りで頑張る「丸橋忠弥(まるばしちゅうや)」、海老蔵丈が復活させた歌舞伎十八番の1つ「蛇柳(じゃやなぎ)」、祭に相応しい「め組の喧嘩」。め組の親分、辰五郎はもちろん菊五郎丈。

てな具合に、團菊祭というより菊菊祭といった様相。団十郎丈がいないので、「団」と「菊」のバランスをとるのはなかなか難しい。海老さんは昼の部で天一坊にちょろっと出て、夜の部で蛇柳だけ演じておしまい。

私は「菊」ファンなので、これで十分楽しめたけど、「団」(成田屋)ファンはどうなんだろう?と、成田屋びいきの團菊祭観劇ブログをちょこっと検索。

海老さんが「不当に」出番が少ないって思っている人がちらほら。まー確かにファンにはそう思えるだろうな〜。

さらに海老さんファンらしきブログを読み進めていくと、「菊之助は博多人形のような顔をして表情が乏しく味気ない」と。「所詮博多人形なので、立役(天一坊)をやっても物足りない」と。

菊之助=博多人形という着眼点は菊ファンの私も同意見ですが、それに続く展開が、まったく違う!同じ地点からスタートしても、立場が違うとこんなにもかけ離れたコースになるのかと、驚きの発見でした。

もちろん、菊ファンの私から見ても、玉手も天一坊もこれが完成形ではなく、まだまだ勉強する余地は十分有りそう。菊ちゃんはこれからもどんどん進化しますよ。どんなゴールになるか楽しみです。

ちなみに夜の部は、丸橋忠弥もめ組も、上(3階)から見たら、立ち回りの形式美や、屋根の上での工夫(=苦労)などが見えて、かなり楽しめました。たまには3階席もいいですね。すんごく狭いけど。

週末の「ありがとう」はチケットをとってくださったK子さんと、久しぶりに感想を語り合ったCさんに

2015年1月18日 (日)

空色と赤色が降ってくる

国立劇場の初春歌舞伎。今回は「南総里見八犬伝」。菊之助丈は犬塚信乃でした。ぴったりですね。

久しぶりにとっても近い席で見た菊之助丈は、やっぱり素敵でした。声は心地よく、オーラもキラキラ。松緑丈@犬飼現八との屋根の上での立ち回りは、菊五郎劇団らしくテンポ良くて迫力満点。比較的満足度の高い公演でしたが、一幕目の伏姫も菊之助丈に演じて欲しかった。そうすれば女形・立役、両方楽しめたのに。

 

P1180004 写真下方の空色の布は、恒例の手拭いまきで友達がゲットしてくれたもの。短い赤いテープは、煙幕を表現する演出効果で降ってきたもの。着物の襟足部分にたっぷり入りましたcoldsweats01

観劇後は、友達と母上&姉上と一緒に早めの夕食。久しぶりにわいわいと楽しい観劇&夕食になりました。

今日の「ありがとう」は友達ファミリーと、チケットをとってくださったK子さん、そしてK内さんに。

2014年11月 8日 (土)

完成度よりも伸びしろ

なんだか久しぶりの歌舞伎座に行きました。
Somebenkei 目当ては菊之助丈が出演する「御存鈴ヶ森(ごぞんじすずがもり)」でしたが、世間的な目玉は染五郎丈が初役の弁慶を務める「勧進帳」でしょうか。

幕間でご飯を食べた後だったため、半分くらい寝ましたが(染さんごめんなさい)、延年の舞を含む後半はけっこう良かったです。顔で芸をする海老蔵丈とは違って、体(踊りや動作)で芸をしてくれるので、遠い席からでも分かりやすく楽しめました。

でも、ようやく弁慶を演じることができた!という強い思いを押さえきれなくなるのか、ときどき声が高音に転じてしまうのがちょっと残念。これから回を重ねるごとに、どっしりとした弁慶に育っていくのかな。

誰であろうと最初から完璧ってわけにはいかないのが当たり前で、だからこそ、ファンからすれば、初役の時からどれくらい成長するかが楽しみになり、劇場に足を運ぶことになるわけですね。うまくできてるなぁ〜、歌舞伎って。

あ、私は染めさんファンではなく、菊ちゃんファンですけど(念のため)。

それにしても最近、着物での「イスに座りっぱなし」が以前よりも辛くなってきました。最後の幕の「すし屋」では、「あー、お願い。細かい説明はいいから、はやく終わりにして」って願ってしまうくらい、お尻が痛くて痛くて・・・。主役の権太が死にそうになりながらも、ことの次第を説明するのですが、それがもう、ざっくり省略して欲しいくらいな気分(菊五郎丈ごめんなさい)。

着物で疲れずに長時間イス(劇場の座席)に座る方法、御存じの方は教えて下さい。

今日の「ありがとう」はお隣に座った久しぶりのHちゃん、いつもお世話になってる上に車に同乗させてくれたM田夫妻に。

2014年5月25日 (日)

89歳の集大成とか23歳の悪行とか

Bunraku 先週は歌舞伎観劇でしたが、今週は文楽観劇。一部と二部を通しで見たので、身体バキバキです。

一部の「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」では、本公演を限りに引退される竹本住大夫師匠の最後の床(舞台)。久しぶりに拝見した住師匠の姿は、とっても小さくなっていてビックリ。やはり声のハリは弱まった感がありましたが、役ごとの使い分けや抑揚は見事で、ついこっくりこっくり・・・・。はっ、うっかり落ちてしまった。

決して退屈で寝てしまうのではなく、なんだか気持ちよくてすぅーっと眠りに入ってしまうのですねぇ、住師匠の声は。でもこれが最後!と頑張って起きて聞いていました。

住師匠、御年89歳だそうです。はちじゅうきゅうだったんだ!今さらながら、すごいなぁ〜・・・。長い間、お疲れ様でした。

で、二部は「女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)」と「鳴響安宅新関(なりひびくあたかのしんせき)」。
女殺は圧巻でした。主役の与兵衛がひどい奴なので、ストーリーとしては大嫌いなのですが、殺しの場面での演出が秀逸。油でつつつーーーーっと滑る様子がまるで映画のようなスペクタクル!最初にこれを考えた人はすごいです。(って、以前にもブログに書いたような気がする)

しかし、ほんとに悪いやっちゃなー、与兵衛。幕間のとき、近くにいた女性どうしが「このあと与兵衛がどうするかって案外知られてないのよね」と話していたので、気になって検索してみました。

油まみれでお吉を殺して金を奪ったあと、借金を返すのかと思いきや遊郭に行き、その後何食わぬ顔でお吉の三十五日の供養に列席。そこで悪行がばれて御用になるそうです。

すごいストーリーだ・・・。

鳴響安宅新関はいわゆる「弁慶の勧進帳」です。私はこの演目では富樫の衣装が好きなんです。歌舞伎でも同じ、空色の衣装。さわやかです。

今日の「ありがとう」は、いつものごとくK子さんと、ちょっとだけ楽しい会話をした隣の席の方に。

2014年5月17日 (土)

引きずり込まれる楽しみ

思い返してみると、今日はずいぶん頑張って活動しました。朝ラン、掃除洗濯、三井記念館で工芸品鑑賞、歌舞伎座で夜の部鑑賞。

Photo 三井記念館の「超絶技巧!明治工芸の粋」は知人に勧められて見に行ったのですが、これが本当に超絶なのです。なぜにここまでこだわるのか!?と思うほどの精緻の極み。それはもう、富でも名声でもなく、ひたすらに職人としての意地ではないかと。

もちろん、芸術として優れているのですが、芸術家というより、日本の職人だから、これほどの領域に到達したのだろうと感じました。開催期間は7月13日までです。お時間のあるかたは是非お出かけくださいまし。

ここで予定外に没頭してしまったために、歌舞伎座の一幕目を見逃してしまいました。まーいっか。アノ人が主役のアノ演目は別に興味ないし。あ、でも、身のこなし軽やかでおちゃめなアノ人も出演していたのだっけ。それを考えるとちょっともったいなかったかな。

ということで歌舞伎座は二幕目「幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)」から鑑賞。たぶん見るのは初めてだけど、どうも好きになれない演目でした。ストーリーが、あからさまなだまし討ちで・・・。いや、“あからさま”だから“だまし”ではないのだけど。そんなわけで、大奮闘(いろんな意味で)する海老蔵丈を目の前にしながら寝てしまいました。

でもいいんです。目的は三幕目の「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」ですから!弥生を演じるのはもちろん菊之助丈!

Org_20140502001102 最初に菊之助丈の鏡獅子を見たときは、どうしてもこの人が女の子にしか見えず、頭が大混乱しました。しかし菊之助丈もはや36歳で一児の父。最前列から見る弥生の顔はさすがに時の流れを感ぜずにはいられませんが(私に言われたくはないでしょうけど)、しかし、その舞はとてもかわいらしく、かつ深みが増して魅力的で、どうしても目が離せない。引き込まれる、というより、引きずり込まれる感じ。

さて、この弥生に獅子の精が乗り移って、後半は獅子の精が舞うのですが、こーれーがーまーたー良かったんです!花道を逆走するときのスピードが記憶よりも遅めだったけど、その後、舞台中央に入ってきたときは見事に目が合って(ファンの妄想)クラっときました(@_@)

菊ちゃんの獅子の精は、迫力がありながらも、フワッとした軽やかさがあって、それが“実体の無い獅子”、つまり物理的な生き物ではなく獅子の精という存在を感じさせてくれる気がする。

などと夢のような世界に浸っていたら、あっちゅーまに終わってしまいました。なんだよー、長兵衛の4分の1くらいしかなかったんじゃないの?と、心の中で文句をいいつつ、顔はニヤニヤしつつ、帰宅しました。

ずいぶん頑張った一日でしたが、明治の職人や菊之助丈の頑張りに比べれば、らくらくで楽しい一日でした。今日の「ありがとう」は、三井記念館を勧めてくださったSさんと、歌舞伎座チケットを手配してくださったK子さんに。

2014年4月 2日 (水)

満開の花の下、神様のお裾分け

夕べはコレでした。
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靖国神社の夜桜能、5年ぶりくらいでしょうか。これまで見に行った夜桜能は、だいたい桜の満開を過ぎた頃でしたが、今回は満開ピークMAXに当たり、靖国神社の参道はものすごい人ごみ!地下鉄の階段を上がってきて、この人ごみを見たときは、たどり着けないんじゃないかと思いました。

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でも思ったよりスムーズに参道を通り抜けられました。さすが靖国神社の参道は広い!能舞台の周りは見事に満開。
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演目は、舞囃子「花月(かげつ)」、狂言「簸屑(ひくず)」、能「巴(ともえ)」。狂言は知名度の高い野村萬斎氏が出演。私の両隣の女性は萬斎ファンらしく、狂言が終わったら帰られました。ありゃりゃもったいない。せっかく桜満開の能舞台なのだから、能まで堪能しなきゃ。

能のシテは田崎隆三氏。膝を悪くされているのか、以前見たときより歩みや座り・立ちの安定感が悪く、ちょっと残念。でも、以前よりも大鼓、小鼓、笛がものすごく心に響いて格好良く感じられたのは収穫でした。鼓手も声の良し悪しは重要ですね。

夜桜能の良いところは、なんといっても寒いので眠くならないこと!一度も落ちずに最後まで堪能しました。

でも、あくまで勝手な持論ですが、能は寝てもいいんです。能は神様に捧げるものなので、人間が寝ていても起きていても、たいして重要ではないんです。だから、室内で能を見るときは、必ず寝ます(きっぱり)。

夜桜能が終わり、多数の酔っ払いがふらつく参道を抜けて、地下鉄に行くと、人身事故により途中までしか電車が行かないとのこと。その「途中」の先に、自宅の最寄り駅があるわけですが、電車は停まったまま、動く気配無し。

で、「途中」の駅を降りて地上に出て、バス待ちの長蛇の列に加わりました。20分くらいでなんとかバスに乗り込んで、11時過ぎに帰宅。通常通り地下鉄が動いていたら10時前には帰宅できたのに。

でも、花見帰りでいい気分の人が多かったのか、そこそこ心地よい陽気だったためか、誰ひとりいらついた様子は見せず、これといったパニックも小競り合いもなく、ぎゅうぎゅう詰めのバスは平和裏に進行し、無事帰宅できました。ああ、日本人で良かった。

実はこの日の朝、普段より30分早起きして、私の枝垂れ梅を愛でに砧公園にランしたのでした。ああ、寝不足。
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夕べの「ありがとう」は、日本人であることに。

2014年2月 2日 (日)

ズレてもいいじゃないか

Dsc_0001 今年最初の歌舞伎座。演目は「心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)」。お目当ての菊之助丈は芸者小糸の役で、期待に違わず美しく艶っぽく、そして哀しく。ひとつひとつの動きに色気があって、ますます良い感じです。

久しぶりに、けっこう遠い席から舞台を見ました。今まで近い席が多かったので、今回はあえて離れて。

歌舞伎の舞台って面白い。妙な遠近感と妙な現実感と妙な強調感。そして平面(2D)と立体(3D)の交差。昔の日本人の想像力はすごいですね。

そして、花道から表れる役者への反応が時間差なのも面白い。花道の幕から役者が登場すると、すぐそばの客が「わっ」と反応し、かなりの時間差で前方の客が歓声と拍手を送る。通常の演劇では、そういうズレ、つまりタイムラグはマイナス要因として嫌われるのかもしれないけど、これがなかなか楽しいです。

上の歌舞伎座の写真、もっと違う角度からいろいろと撮ろうとしたのですが、1枚撮ったところでいきなりカメラが不調になり、このショットしか撮れませんでした。

今日の「ありがとう」は、いつもお世話になっているK子さんと、隣に座ったHちゃんに。

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