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2021年12月31日 (金)

少しだけベター

今年もあと数時間。1年があっという間に過ぎました。昨年よりも倍の速さで過ぎていった気がします。

昨年に引き続き、あまり良い年ではありませんでした。長い長いトンネルの中を、てくてくてくてく歩いて、ときどき立ち止まって、ずっと先の方に出口の光が見えたような気がすることもあるのだけど、結局気のせいだったのか、出口には至っていません。

それでも、立ち止まることに恐怖を感じなくなったのは、脱ポジティブシンキングとしては一歩前進か。「脱」といっても、もとからポジティブシンキングではありませんが。

ああ、そういえば、今年の終盤に、昨年会えなかった親兄弟や親しい友人に再会できたのは、ありがたいことでした。と、考えると、昨年よりはベターな1年だったかもしれません。

さて、冷凍庫の奥から、「いつ作ったんだっけ?」という白あんと粒あんが出てきたので、慌てて和菓子を作りました。

椿を模したつもり。
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今年の「ありがとう」は、再会を果たした家族や友人、私を思い出して連絡をくれた方々、これを読んでくださったあなた、そして、取引先のHさんやSさんに。ストレスの元であるI氏・F氏にも一応感謝しておこう。

皆さま、どうぞ良い新年をお迎えください。

2021年12月28日 (火)

ロウバイの香りで解放に浸る

年内のメインの仕事が終了しました。

今年は仕事がとても嫌いになった1年でした。特に11月からこっち、何度「もう、てきとーに(手抜きで)やったろーか💢」と思ったことか。

しかし、そのつど、「いやいや、それだけはいかん。冷静に、誠実に、」と自分に言いきかせてきました。おそらく、向こう(取引先)も私の事を「コイツ、ムカつく〜!💢」と思うだろうし、すでに思っているだろうし💦。

そう、“誰”が悪いのではない。もちろん私が悪いのではない(きっぱり)。取引先での、引継ぎ体制がちゃんとしていなかったことが要因でしょう。あらためて、前任のM氏は優秀だったなー、たくさん仕事かかえていたんだなー、と思いました。今さらですが、M氏、本当にお疲れさまでした。新しい職場で思う存分能力を発揮してください。と、南の空に向かって呟く毎日。

せめてもの救いは、今年最後の仕事が、信頼を置くHさんの発注案件だったこと。Hさん、辛抱強くご指示くださってありがとうございました。

さてさて、晴れ晴れした気持ちを表したいと思い、砧公園のロウバイをパチリ。まだチラホラとしか咲いていません。桜で言うところの「一分咲き」未満。

顔を近づけると良い香り。
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ロウのようにツヤツヤ。
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すでに黒い筋が入っている花も!
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年明けにはもっと花が開いて、香りもいっそう強くなってくれるかな。

メインの仕事は終わったけれど、サブの仕事はまだまだ続く。メインがストレスフルだったので、サブはとても気が楽。明日も早起き頑張るぞ!


2021年12月19日 (日)

迷宮の果てに見えるものは

驚くほど、ブログをさぼっていました。

今回読んだのは、「悲しみのイレーヌ」(ピエール・ルメートル著)。

2月に読んだ「その女、アレックス」、3月に読んだ「死のドレスを花婿に」と同じ作者で、実は今回の「悲しみのイレーヌ」の方が先に書かれたデビュー作。

「その女、アレックス」と主要登場人物が同じで、「その女、アレックス」と同様に事件がかなり残虐で、読んでいて'痛い'。そして、「その女、アレックス」と同様にプロットが面白い。

クライマックスでは、どんどんどんどん読み進んで、まるでブレーキが壊れた車のように、止まることができない。いよいよ犯人の間近に迫ったときに、いつのまにか自分が迷宮に入り込んでしまったことに気付く。どこからが真実?どこからが妄想?ページを戻って確かめたいけど、後戻りもできず、止まることもできず、ひたすら進んで進んで、最後に出会った光景は、あまりに、あまりに・・・・。

ああ、辛かった。

やはり、読むことを人に勧めるかと問われれば、躊躇する作家です。それでもまた、この人の作品を手に取ってしまうでしょう。

今日の「ありがとう」は久しぶりにお茶のお稽古で一緒になったSさんとKさんに。久しぶりにたっぷりお稽古して、頭(思考)も足腰も疲れましたね。

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