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2021年6月21日 (月)

麗しの七十代

土曜日は誕生日でした。

せめて自分で自分にプレゼントを、と思って、19日指定で紅茶の詰め合わせが届くようにしていました。

こんなご時世なので、宅配のドライバー宛に「置き配(署名・捺印省略)でお願いします」との貼り紙をドアに貼り、閉じこもって来月の書道の課題などをしていたら、自分からのプレゼントに加え、幼なじみY子と友人K美からのプレゼントが、静かにドアの前に置かれていました。

出かけるちょっと前に気付いてびっくり!嬉しいサプライズ!
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他にも、友達数人からおめでとうメッセージをいただきました。

さて、久しぶりの歌舞伎観劇は、仁左玉(仁左衛門丈&玉三郎丈)コンビの「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」。4月に「上の巻」が上演され、今月は「下の巻」です。

これがもう、とんでもないストーリーで、歌舞伎は「トンデモ話」が当たり前ですが、これはまた非道いというかむごいというか。仁左玉でなければ気が滅入っちゃって見ていられなかったかもしれません。特に仁左衛門丈が演じる釣鐘権助(つりがねごんすけ)がろくでなしの人でなし。こんな極悪非道の色悪(いろあく)を演じられるのは、現役の役者では仁左衛門丈しかいないでしょう。

玉三郎丈は、世間知らずのお公家のおひい様、鞍替えを繰り返してすっかりハクが付いた女郎、仇討ちを果たして凜とした姫君を、流れるように演じる。さすが!

孝玉そして仁左玉コンビとして、幾多の名作を共演してきたお二人。布団の上にうつ伏せで肘を突いて並んで会話をするシーンなんぞは、とてもチャーミングでかわいらしかった。仁左衛門丈77才、玉三郎丈71才。こんな70代カップルって他にいますか!?(笑)

次にいつ仁左玉を見られるか分からないので、グッズを買っちゃいました。う〜ん、麗しい。実際、実物より麗しいかも?
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週末の「ありがとう」は、いつも支えてくれるK美とY子、そしてメッセージをくれた友たちに。

2021年6月13日 (日)

音の光景

今回の読書は「蜜蜂と遠雷」(恩田陸著)。

前回の「羊と鋼の森」から「ピアノ」つながりです。「羊と鋼の森」は調律する人の話でしたが、「蜜蜂と遠雷」は弾く人の話。架空の世界的コンテストに挑む4人のピアニストに焦点を当てて、コンテストの進行とともに物語が進んでいきます。

「羊と鋼の森」は、ほんわかと優しくて温かくて、あるいは静かで爽やかな風景が浮かんでくる感じでしたが、「蜜蜂と遠雷」は描写も目に浮かぶ光景も、もっと感情的(エモーショナル)で躍動的(ダイナミック)。

例えば、(モーツァルト「ピアノソナタ第十二番第一楽章」の演奏を聴いて)「このモーツァルト。いったいどこまで走り抜けようというのか」とか、(メンデルスゾーン「無言歌集の春の歌」に演奏が移ったとき)「いきなり場面は、匂い立つ花園になったのだ。あでやかに咲き誇る春の花が、目に浮かび鳥が歌うさまが見える」とかね。

そしてそれは、私にとって、クラシックが好きな人は演奏を聴いてこんな風に感じたりするのか、と新たな発見でした。

正直言うと、私はクラシックの演奏を聴いて、いやクラシックに限らず、楽器の演奏を聴いてこんな風に感じることはありません。もちろん、「きれいなメロディーだな」とか「優しい音だな」とか、「楽しげなリズムだな」とは感じるけど、こうして何かの光景が鮮やかに目の前に展開されるということは、ほとんどない。

私はいままで、本当に音楽を鑑賞できていなかったのね。だから音楽がなくてもさほど不自由を感じなかったんだな~。単に自分が音痴だからだと思っていました。

さて、「蜜蜂と遠雷」は2017年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞、そして2019年に映画化されています。映画化の際に、テレビCMやら車内広告やらを目にしていたので、キャスティングは知っていましたが、本を読み終わってあらためて当時の記事や予告編(動画)を見ると、私の思い描いたキャラクターとけっこう近い!映画はまだ見ていないので、機会があったら見てみようと思う。

今日の「ありがとう」は、午前中のあれやこれやに対応してくれたNさんに。

2021年6月 9日 (水)

ギガ級に楽しい、鳥獣戯画

行ってきました!「国宝 鳥獣戯画のすべて」展!
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緊急事態宣言が延期になったときに、何が悲しかったって、美術館・博物館が休館になったことでした。

特にこの鳥獣戯画展は、必至でオンライン予約をしたのに休館になってしまい、緊急事態宣言期間中に、当初の開催期限を迎えてしまうという状況だったので、本当に悲しくて悲しくて、安倍・菅政権の無策っぷりへの怒りが一気に増幅しました。

が、このたび、開催期間を延長しての再開!ありがとう、トーハク!

今回の展示では、全4巻の「鳥獣戯画」を全画面開いて見せてくれています。

擬人化した兎や蛙が有名ですが、擬人化していない馬やら牛やら、空想上の獣である麒麟や龍や獏、人間の行事とか滑稽な仕草とかもふんだんに描かれています。

一番気に入ったのは、やっぱり擬人化した兎や蛙や猿が満載の甲巻。まるで人間のように、いや、人間以上に生き生きしていて表情豊か!立ち止まらないように、動く歩道で(強制的に)移動しながら鑑賞しました(笑)

※動く歩道は甲巻のみ。乙・丙・丁巻は歩きながらの鑑賞

来場者の中に、鳥獣戯画(もちろん甲巻)の半幅帯を締めた2人組の和服女性がいました。写真撮らせてもらえばよかったなー。私はふつうの名古屋帯と紬でした。

今日の「ありがとう」は再開してくれた「鳥獣戯画」展に。とても楽しかった!

東京国立博物館から上野公園方向の空を臨む。
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歩道の「足跡標本」がアップデートされていた!
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