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2019年10月22日 (火)

今日だからこそ、正倉院展

天皇陛下ご即位の本日、東京国立博物館の「正倉院の世界」展に行ってきました。

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今日はさまざまな施設が入場無料となり、東京国立博物館も常設展は無料でしたが、特別展は従来どおり。せっかく無料だから、今日は常設展だけタダで見て、特別展はもう少し空いていそうな時間帯に来ようかなとも考えたのですが、いや、今日だからこそ、皇室の宝であり、日本の宝である正倉院宝物を見なければ、と思いなおして、大雨が降る中出かけました。

チケット買うまで30分以上、展示会場に入るまで30分以上、雨の中を待ちました。たぶん、一番天候が悪い時間帯に外にいたと思う。入場してみると、さすがに混んではいましたが、なんとかほぼすべての展示品を見ることができました。

特に目当ての「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」と「黄熟香(おうじゅくこう)」は、じーっくり鑑賞しましたよ。ため息が出るような装飾を施した琵琶と、「蘭奢待(らんじゃたい)」として有名な名香木。

本来なら皇室のやんごとなき方々しか目にすることのできない素晴らしい文化財を、下々の自分がわずか1700円でこうして見られるなんて。未来に希望を持ちにくい現在にありながら、この時代に生まれて良かったと思える瞬間です。

ちなみに、特別展のチケットを買うと、当日常設展も鑑賞できます。

いつも特別展を見るとへとへとになって常設展を回る気力はないのですが、今日は頑張って常設展も3分の1ほど回りました。常設展も、見応えあります。

帰宅して、テレビで即位礼正殿の儀の中継を視聴しました。ラグビーW杯の試合よりも集中して見ましたよ。センチュリーロイヤル、でかい!

今日は、天皇ご即位を祝いつつ、日本と世界の平和をあらためて願います。

2019年10月19日 (土)

はるばると、足らざるを知る

また行ってきました。牛久。はるばる、片道2時間かけて。

口切りの茶事(茶道でたいへん重要な行事の1つ)の稽古をしましょうとお誘いいただいたので、参加してきました。

重要なお役目は他の方が担当してくださったので、私は、まあはっきり言って、一番ラクチン(素人)な立場。

みなさんの知識や経験、お気遣いや動作に、とにかく感心・感服しました。

お茶を始めて12年ほどたちますが、まだまだ学ばなければならいことがたくさん。う〜む、己の足らざるを知る。とても良い機会をいただきました。

もっと色々と書きたいけれど、ちょっと疲れているので、このへんで。

今日の「ありがとう」は、誘ってくださったOさんとそのお弟子さんたち、一緒に参加したHさん、Mさんに。

2019年10月 9日 (水)

じっくりと淡々と静かに

「土の記」(高村薫著)。どういう内容かチェックせず、久しぶりに高村薫を読んでみようと、事前情報無しで手に取りました。

高村薫の作品では、合田雄一郎が登場する推理ものが好きなのですが、読み進めていくと、どうやらこれは合田シリーズではなさそう。

事故により16年間植物状態だった妻を亡くしたばかりの男の生活が、じっくりと淡々と語られていく。ストーリーがどういう方向に進むのか分からないまま、じっくりと淡々と細かく書き込まれた文章を読み進めるのは、私にはちょっと辛い。

「晴子情歌」も上巻はかなり辛かった。それでも、下巻になると、それまでまとまりのつかなかった数々のエピソードがだんだんとひとかたまりになって大団円へと向かっていく印象だった。

そんな感じかな、と思いながら、上巻を終え、下巻に移行。下巻もやはり、じっくりと淡々と、細かく、静かに・・・。

そんな中でも、事故に対する疑念、妻との過去の心弾む思い出やわずかな亀裂、若い頃の娘の反抗、現代っ子の孫の滞在、娘の再婚、脳溢血、そして遠くの地(小説の舞台は奈良県)での東日本大震災と、大小さまざまな動揺が寄せては引き、寄せては引き・・・。

晴子情歌のような大団円もなく、静かに進み、静かに終わる小説だった。

と思いながら、他の読者の感想などをネットで読んでいたら、「まさかの終わり方」「結末があまりにも予想外」などの言葉が。私は何か読み落としていたのかもしれない、と、図書館に行って最後を読み直した。

なるほど。意外と言えば意外かもしれない。でも、読み落としていたわけではなかった。つまり、私にとっては意外ではなかった。

しかし、読み進めるのが辛い小説だったな。だいぶ“飛ばしながら”読んでしまった。

それにしても、米作りの描写の細かさには驚いた。米作りはこんなにも科学的だったのか。台風が接近して空模様が怪しくなってから、あわててトラクターを引っ張り出すテレビドラマの演出が(放映当時はけっこう感動しながら見ていたけど)とても薄っぺらい印象に変わってしまった。

次に高村薫作品を読む時は、やっぱり合田シリーズにしよう。

今日の「ありがとう」は、心地よい秋晴れに。しかし大型で猛烈な台風が接近中。大きな被害がないことを祈ります。

 

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