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2019年4月16日 (火)

強くて弱くて鈍感で繊細で

久しぶりに読書感想。「ラブレス」(桜木紫乃著)。

またも、心にぐさっとくる内容でした。2組の母娘の話。というよりは、1組の姉妹とそれぞれの娘の話。

4人それぞれ生い立ちに事情があり、どれも本人の力で避けられたことではなく、受け入れる以外に選択肢はなく、自らを納得させて生きてきた。

それでも、納得しきれない何かが積もったり、お互い反発してしまったり、でも一番気に掛けているのはお互いだったり。

流されるままに生きた者もいれば、流されまいと立ち向かって生きた者もあり、4人とも強さと弱さと鈍感さと繊細さを、異なる形で持ち合わせた女性たちだった。

姉妹の名前は百合江と里見。百合江の娘が理恵。里見の娘が小夜子。私には、百合江と小夜子、里見と理恵がどうにもごっちゃになってしまって、半分くらいまで状況を理解するのに時間がかかってしまった。

辛い話だったけど、やっぱり桜木紫乃は良いなあと確認した作品でした。

次回も桜木紫乃を読む。

今日の「ありがとう」は、ポカポカの天気に。暖かいと心も体もほっとする。

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