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2018年11月27日 (火)

元ストリッパーの生き様に泣く

今回は「裸の華」(桜木紫乃著)。

耳鼻科で診察の順番が回ってくるのを2時間近く待っている間、ラストを一気に読み上げた。泣くほどのシーンでもないと思いながら読みつつ、涙が止まらない。

元ストリッパーのノリカが、出発点の“小屋”に戻っていくのは、負けでも諦めでも、弱さからでもなく、強いからこそだと分かりつつも、どうしても悲しくて泣ける。

枯れきった肌、しぼんだ体で最後まで踊ろうとする静佳は、決して哀れではないはずなのに、苦しくて泣ける。

ノリカのショーでタンバリンを叩いていたオガちゃんや、音響照明のサブローは、口調がなんとなく女性っぽくて、それが妙に「世話焼きおばちゃん」的な温かみがあって、これまた(なぜか)泣ける。

皆、必死に、強く、しなやかに生きている。そして、あらためて思った。たぶん、ほとんどの人生は、“成功”とは無縁だ。

今日の「ありがとう」は、ちょっとだけ暖かかった空気に。

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コメント

>ほとんどの人生は、“成功”とは無縁
可もあったけれど、不可も多かった、総括時にどう思えるかですね。
一人一人が、頑張って生きた、誰に知られなくても、それで良いと思います。

>kazuyoo60さん

> 誰に知られなくても、それで良いと思います。

本当にその通りです。誰かに認められたいとか、褒められたいとか思うから、誰かと比べたり、誰かの成功をうらやんだりしてしまうのです。
まだまだ、頑張り足りないってことでしょうねbearing

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