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2014年5月17日 (土)

引きずり込まれる楽しみ

思い返してみると、今日はずいぶん頑張って活動しました。朝ラン、掃除洗濯、三井記念館で工芸品鑑賞、歌舞伎座で夜の部鑑賞。

Photo 三井記念館の「超絶技巧!明治工芸の粋」は知人に勧められて見に行ったのですが、これが本当に超絶なのです。なぜにここまでこだわるのか!?と思うほどの精緻の極み。それはもう、富でも名声でもなく、ひたすらに職人としての意地ではないかと。

もちろん、芸術として優れているのですが、芸術家というより、日本の職人だから、これほどの領域に到達したのだろうと感じました。開催期間は7月13日までです。お時間のあるかたは是非お出かけくださいまし。

ここで予定外に没頭してしまったために、歌舞伎座の一幕目を見逃してしまいました。まーいっか。アノ人が主役のアノ演目は別に興味ないし。あ、でも、身のこなし軽やかでおちゃめなアノ人も出演していたのだっけ。それを考えるとちょっともったいなかったかな。

ということで歌舞伎座は二幕目「幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)」から鑑賞。たぶん見るのは初めてだけど、どうも好きになれない演目でした。ストーリーが、あからさまなだまし討ちで・・・。いや、“あからさま”だから“だまし”ではないのだけど。そんなわけで、大奮闘(いろんな意味で)する海老蔵丈を目の前にしながら寝てしまいました。

でもいいんです。目的は三幕目の「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」ですから!弥生を演じるのはもちろん菊之助丈!

Org_20140502001102 最初に菊之助丈の鏡獅子を見たときは、どうしてもこの人が女の子にしか見えず、頭が大混乱しました。しかし菊之助丈もはや36歳で一児の父。最前列から見る弥生の顔はさすがに時の流れを感ぜずにはいられませんが(私に言われたくはないでしょうけど)、しかし、その舞はとてもかわいらしく、かつ深みが増して魅力的で、どうしても目が離せない。引き込まれる、というより、引きずり込まれる感じ。

さて、この弥生に獅子の精が乗り移って、後半は獅子の精が舞うのですが、こーれーがーまーたー良かったんです!花道を逆走するときのスピードが記憶よりも遅めだったけど、その後、舞台中央に入ってきたときは見事に目が合って(ファンの妄想)クラっときました(@_@)

菊ちゃんの獅子の精は、迫力がありながらも、フワッとした軽やかさがあって、それが“実体の無い獅子”、つまり物理的な生き物ではなく獅子の精という存在を感じさせてくれる気がする。

などと夢のような世界に浸っていたら、あっちゅーまに終わってしまいました。なんだよー、長兵衛の4分の1くらいしかなかったんじゃないの?と、心の中で文句をいいつつ、顔はニヤニヤしつつ、帰宅しました。

ずいぶん頑張った一日でしたが、明治の職人や菊之助丈の頑張りに比べれば、らくらくで楽しい一日でした。今日の「ありがとう」は、三井記念館を勧めてくださったSさんと、歌舞伎座チケットを手配してくださったK子さんに。

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コメント

>職人としての意地
どうだ、この巧みさは余人には無理だろうですか。
歌舞伎も同じなのでしょう。お稽古を積まれて、若い娘にもでしょう。美しく見せるのは、かなり厳しい姿勢をご自分に強いられるときもあると、寝そべっていては、見せられませんものね。

>kazuyoo60さん

その努力と鍛錬が人を引きつけ、感動をあたえるのですね。

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