最近のトラックバック

« 1000本分のありがとう、四半世紀分の感謝 | トップページ | みんなほど嫌いじゃない »

2012年9月22日 (土)

面白いってば、文楽

久しぶりの文楽観賞でした。文楽と言えば、橋下大阪市長が補助金を打ち切る方針だとかでちょっとした騒動になっています。補助金が“効果的に使われていない”という判断があるのかはしれないけど、個人的な「おもしろくない」「古くさい」というような感想を公的な理由の一部のように語るのはナットクいかない。

だって、面白いですよ。文楽。そこらの下手な歌舞伎、下手な映画よりもずっと面白いです(下手な歌舞伎、下手な映画の具体例を挙げるのは控えますsmile)。

Dscf6450 今回は、「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」「冥途の飛脚」などが上演されました。「夏祭」はけっこう好きな演目です。話しの展開が好きなのではなく、演出・見せ方がすごいのです。九郎兵衛(写真のチラシの人形)が舅を殺めてしまう「長町裏の段」は、映画顔負けの迫力と勢いと緊迫感。殺してしまった後、慌てて(あるいは冷静に?)井戸の水をかぶって身体を拭き、刀の血も洗い流して、祭り御輿の集団になんとなく紛れつつ身支度をして走り去る九郎兵衛。手塚治虫の漫画を彷彿とさせます。

1体の人形を3人の人間が操作するのですが、そのしぐさが本当に人間らしい。歌舞伎で、本当は男である女形が、実際の女性のごとく(あるいはそれ以上に)女性らしいように、人形がとっても(それ以上に)人間らしい。もちろん、操る人によって、人形にしか見えないときもありますけどね。

1人で複数の人物のセリフを語る大夫(たゆう)も、そのまま役者になれるんじゃないかと思うくらいの演技力。ときには人形を見ずに大夫に視線を向け、汗だくで語る姿を見るのも面白いです。

どうぞ機会があったらご覧くださいな。当然、つまらない演目もないわけではないですが。それはどの芸能でも同じってことでご容赦を。

ちなみに私が文楽を見るようになった理由は、文楽では「美女は常に美女」「美男は常に美男」だからです。歌舞伎では、60歳が紅顔の美少年を演じたり、70歳が若い傾城を演じたりするので、「おいおい、そりゃないだろう」って思うこともたまにありますからねhappy02

今日の「ありがとう」は、チケットを届けてくださったM夫妻、そして文楽技芸員の方々に。

« 1000本分のありがとう、四半世紀分の感謝 | トップページ | みんなほど嫌いじゃない »

コメント

補助金事件があってから、客の入りが良くなったとか、外国公園で成功したとか、今まで以上に新聞の紙面もです。
テレビでたまに映るのを見るくらいですが、心に余裕のある時は楽しいですね。

>kazuyoo60さん

客が増えたのは嬉しいですね。今まで見なかった人が、試しに足を運んでくれたのなら、なお嬉しいですが。

文楽が面白くないと感じる市長は心の余裕が無いのかもしれないですねbleah

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/90117/47186149

この記事へのトラックバック一覧です: 面白いってば、文楽:

« 1000本分のありがとう、四半世紀分の感謝 | トップページ | みんなほど嫌いじゃない »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ