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2011年7月20日 (水)

週末のシュール

先週末、ダイビングに向かう電車の中で「終末のフール」(伊坂幸太郎)という本を読んでいた。「8年後に惑星が地球に衝突して、地球が終わる」という観測が5年前に発表され、現在は地球滅亡まで残りあと3年という設定。

早朝に家を出て、電車の中でずーっと本に向かっていたせいか、現実と小説が融合してしまった。某駅で降りようとするとき、朝っぱらから少々はしゃいだ様子の女性数人組が別の車両から移ってきたとき、中国系の言葉を話しているのを聞いて、「あと3年しかないから、いろいろと旅行しておこうっていうニューリッチかな」などと一瞬本気で考えてしまった。

Kちゃんにピックアップしてもらって車の中で南の海の話をしたときも、「そろそろ行きたいな〜南の海」などと話しているとき、「そうだよね、あと3年だもんね」とこころの中でつぶやいたりして。

この小説、地球滅亡の観測が発表されてから5年経っているというところがミソ。衝撃的な報道に混乱と暴動が頻発する時期はおさまり、冷静にあるいはしぶしぶと、あと3年という期限に向き合い出すころあい。1年じゃ短すぎるけど、3年の猶予というのも、読み手が現実と混同させるにはちょうどよい長さ。

近づく終わりにおびえながら日々生活するのと、はてしなく続く現状に疲労しながら日々生活するのは、まったく違うようでとても似ている気がする。

登場人物の1人が、常々私が思っていたことをずばり発言した。「生きることは義務だ」。そう!そうなんですよ!生きることは権利じゃなくて義務なんです。いや、義務だからこそ権利、権利だからこそ義務なのか。

でもこの小説には希望があります。(でも、という接続詞はなんだかおかしいですが)
生き方を見つめ直すというほどおおげさではなく、ちょっと日常の心持ちを見直すことができたような気がする。

今日の「ありがとう」は、ぐっとくるメールをくれたK美に。

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コメント

原爆実験が盛んな頃、人類は10年先に滅びるという説がまことしやかに流れていました。小説ではなくてですよ。
で、その時に残るのは、アブラムシと人間?。

>kazuyoo60さん

地球上のほとんどの生物が死んでも、アブラムシは生き残るというのは、よく聞きますね。
人間は・・・無理だと思いますbearing

えっ、私どんなメール送ったっけ?って確認してみたら、suzieさんが読んでた本の内容にちょっとマッチしていた表現がありましたね。そのへんにぐっときていただけたのでしょうか?(絵文字だらけのうるさいメールでしたが・・。)
震災以降特に、一日一日を大切にしなきゃって思うようになりました。
毎日やり残したことがないように・・ってね。(実際はやり残したことだらけですがbearing

>K美さん

そうなのよ。ちょうどブログ書いているときだったし、私もそう思っていたから、ぐっときました。
しかし私も、やり残しばっかりです(><)

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