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2011年3月30日 (水)

分かっていない彼の魅力

「南へ」の感想を少し。

ここしばらく、NODA MAP(野田秀樹演出の公演)は舞台から近い席で見てきたけど、今回は2階席。舞台全体が見渡せて、端の方にいる役者の動きも認識できて、これはこれで面白かった。つくづく、完成度の高い演出だ。大勢の出演者が、好き勝手に動いたりしゃべったりしているように見えて、見事にまとまるあのタイミング。出演者ひとりひとりの(特に脇を固めるベテランの)クオリティが高い。

主役の妻夫木聡は、2度目のNODA MAP主演。初の主演だった「キル」は、もう見るからにいっぱいっぱいだったけど、今回はだいぶ余裕が出てきて、声もつぶれていなかったし、安心して見ることができた。この俳優、なんとなく不思議。役柄を理解しているようには見えないのに(あくまで勝手な個人的印象ですが)、ずっと見てるとだんだんと引きつけられる。

「キル」も、幕が開いたばかりのときは「あー、もー、全然ダメ!」という感じだったのに、わずか2時間くらいのあいだに、ずいぶんとかっこよく見えてきた。

映画「春の雪」に主演したときは、テレビ番組などでのインタビューを見る限りでは「まったく分かっとらん!」と思われたのに、映画本編ではそれなりにある種の雰囲気を漂わせていた。

大河ドラマ「天地人」は見ていないので分かりません。天地人をご覧になった方々の印象はいかがだったのでしょうか。

そんなことも含め、2階から眺めるにつけ、野田はやっぱりすごいなぁ!と毎度の事ながら思いました。でもかつてのような感動はなかった。たぶん、完成度が高いから、ですかね。ほら、ちょっと下手な方がかっこいいことって、あるでしょう?80年代のイギリスのロックグループのように。(Madness、Blow Monkeys、Thompson Twins、Echo & The Bunnymen、みんな下手でかっこよかった)

ちなみに、感動がなかったからといって、つまらなかったということではありません。芝居はやっぱり面白い。あらためて、Y子ちゃんありがとう。

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コメント

天地人の直江兼続役、とても素敵でしたよ。私はそれまでこの方のことを知らなかったのです。名前はそれなりに聞いていましたが。
それぞれが勝手に動いてる風で、見ごたえがある、一番ですよね。

>kazuyoo60さん

妻夫木聡の直江兼続、素敵でしたか。
最初の印象はいまいちだけど(←ファンが読んだら怒るだろうなぁ)、時間とともに魅力が出てくるタイプであることを考えると、彼は大河向きの俳優かもしれないですね。

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