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2010年9月17日 (金)

1300年を継ぐ時空

久しぶりに、くっきりきれいな月を見ました。雨のあとの澄んだ空気はいいですね。

さて、小泉淳作展を見てきました。日本橋○島屋にて、作品量がほどよい規模なのでのんびりと鑑賞。小泉淳作氏は、東大寺本坊の襖絵を作成した日本画家です。平城遷都1300年の今年、奉納が行われました。

氏は御年85歳。襖絵は、とてもそんな高齢とは思えない、なんというか、生気に満ちた色使い。蓮の花は、子供の目線で眺めたかのような、そんな雰囲気。歳をとった画家の絵は、(いい意味で)枯れた風合いが出たりしますが、全然そんな様子は無し。

画風は、人によって好き/嫌いが別れるところだけど、それよりも心動かされたのは、氏が80歳でこの依頼を受けたこと。そして、東大寺が80歳の画家にこの仕事を依頼したこと。

80歳ですよ!こんな言い方をしては失礼だが、翌年には「もう筆を握れません」って状態になるかもしれない人ですよ。

う〜ん、小泉氏も東大寺も、私とは違う時空を生きているのだ、きっと。なんといっても1300年という時間を背負ったのですから。

Dscn0953 蓮の襖絵。絵はがきを撮影したので、本物とはちょっと印象が違いますが。

今日の「ありがとう」は、タカシ○ヤカードに気付いてくれた受付のお姉さんに。

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コメント

東大寺本坊のふすま絵だそうですね。新聞で見ました。いつか肉眼で見る機会があれば良いなと思います。確かにそうですね。いくらお元気でも、何なんかかかる仕事を高齢の方にお願いするか、ですよね。
1輪ずつ、違う蓮の種類とか、新聞ではそう書いていた記憶です。

氏は建仁寺、建長寺の天井画も手掛けたそうですが、人生の晩年に差し掛かりなお意欲の衰えを知らず、次々に大作に立ち向かう姿には頭が下がります。大いにみならいたいものです。
まさしく“クレッシェンドの生き方”の見本ですね。

当方でも同様の経験があり、それは「与勇輝展」でした。タカシ○ヤカードのお陰で無料で入場でき、ものすごく得をした気分になり、代わりにサイン入りの本を求め、その上握手までして頂きました。
拙ブログ記事「2007/9/12母にも似たぬくもり」(http://fine.ap.teacup.com/applet/omotann/200709/archive?b=13)

>kazuyoo60さん

小泉淳作展は、来年1月に京都の高島屋でも開催されるようです。
東大寺で見られれば一番いいのですけどね。

>omotannさん

小泉氏は、建仁寺、建長寺でも作品を描かれたのですね。
ええ、まさに“クレッシェンドの生き方”ですね。
しかし、創作中は「自分を無にした」のだそうです。
己を無にしながらも輝く。うーん、私には真似できそうもないですが、目標にしたいです。

絵の前に立つと心が落ち着くだろうなと思える、やわらかな印象の蓮の襖絵ですね。
80歳で依頼をうける。そして見事に完成させる。
その情熱と気力に感嘆です。

>1300年という時間を背負った
宇宙のような器をお持ちですね。
そしてきっと、仏様に見守られていらっしゃいますね。

素敵な襖絵ですね☆

この記事を読んで、11月に奈良に旅行に行くので
東大寺に行って是非見てこよう!!

・・・と、思っていたら、東大寺では来春以降になるらしいです。。。(泣)
今週、日本橋に行けたらいいな~行きたいな~

>mariさん

画像だと分かりにくいですが、蓮の花は、もう少し「若々しい色合い」です。
80歳で大きな依頼を受けるのは、実績のない若者が依頼を受けるのとはまた違った覚悟が必要ですね。

>こしあぶらさん

本来あるべき場所(東大寺)には、来春にならないと戻れないんですね。
日本橋高島屋は9月27日が最終日です。全体的な規模はそれほど大きくないので、短時間でご覧になれます。他の用事と組み合わせて、是非お出かけになることをお勧めします。

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