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2009年6月 9日 (火)

娘は英国からオバサンになって帰ってきた

週末は、「十二夜」ロンドン凱旋公演の初日を観劇。

シェイクスピアの「十二夜」を歌舞伎で表現した、蜷川幸夫演出・尾上菊之助主演の舞台。2005年の初演、2007年に2回目の公演、ときて見るのは今回が3度目。今年3月にロンドンで公演した凱旋なのだ。そんなわけで、ロンドン公演用の演出らしい。

そのためかな、外国向けの演出という感じで、1回目、2回目と比べて、若干大げさというか、分かりやすくしている印象。しかし考えてみると、「十二夜」の原作はシェイクスピアだから、イギリス人のほとんどが知っている(はず)。わざわざ「分かりやすいように」演出する必要など無いか。ということは、以前より強調したように感じられた演出は、わかりやすさを狙ったわけではなかったのかな。

後半しょっぱなの舞踊は、これまでの公演と趣がだいぶ変わっていて、いかにもせつない恋に悩む女性を表現。もちろん、これはこれでとても美しくてうっとりするほど素敵なのだけど、このシーンは1回目・2回目の方が好み。とくに、獅子丸(=琵琶姫)の健気さがぐぐーーーーっと伝わってきた初演が良かった!

とはいえ、菊之助丈の魅力がふんだんに詰まったこの作品は、見所いっぱいで満足度が高い。麗しいお姫様(琵琶姫)、お姫様が男装した若い小姓(獅子丸)、りりしい若君(主膳之助)の三役。今までは、琵琶姫の姿が一番好きだったけど、今回は主膳之助も高得点でした。(あくまで個人的な印象)

「十二夜」ではもう一人、私の好きな女性の役柄が登場する。それは、亀治郎丈演じる麻阿。見事に女性なんですね。といっても菊之助丈のような麗しのお姫様ではなく、下世話な女中なのですが、「そうそう、こういう女の人、いるよね。うん。いるいる」とうなづいてしまう。

でも、意地悪だけどなんだか憎めない娘だった麻阿は、今回のロンドン用演出により(←あくまで個人的な決めつけ)意地悪なオバサンになってしまったようでした。以前はもう少しかわいげがあったんだけどなぁ、麻阿ちゃん。

初日なので、いろいろと気合いの入った服装をする方々がいて、ほかの客を観察するのもおもしろいです。気合いの入れどころが、ひとそれぞれなんですね(笑)

日曜日の「ありがとう」は、M夫妻、K内さんに。

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コメント

おばさんですか。面白い見方をされるのも、何回も見ていらっしゃるからですね。

ロマンスの噂があったようで、ワイドショーでもちらっと見れました。
素敵な舞台の観劇、楽しそうですね!

>kazuyoo60さん

顔がね、ちょっと怖かったのですよ。
それでも、「男」に見えず、「おばさん」に見えるのが、女形のすごいところですね。

>美奈子さん

例の話題の映像はご覧になりましたか。
舞台の宣伝はほとんどなく、もっぱらあの話題のインタビュー(しかも、しどろもどろ)しか流れませんね(^^;

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