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2009年1月25日 (日)

見ていないもの

あまりに間が空くと、なかなか再開が難しいもので。

ブログが滞っていた間に、私事としては歌舞伎とフランス映画を鑑賞。世界的な大イベントとしてはオバマ新大統領就任がありました。ちなみに“日本での”オバマ大統領の支持率は約90%だそうです(L社の調査)。隣の芝生は青い。

歌舞伎は2階席と1階後方の席で、今回はちょっと離れた場所から。近い席だとお気に入りの役者に視線が固定されてしまうけど、たまには離れて全体を見るのも良いものだ。舞台全体の華やかさや、役者どうしの動きがいつもと違って感じられ、ときには舞台の仕掛けが見えたりして面白い。

是非見たいと思っていた舞踊「鷺娘」は玉三郎丈が美しく舞いました。紙吹雪がこれでもかと降り注ぎ、玉さまワールドにぐぐっと引き込まれてしまった。紙吹雪とか花吹雪とか、そういう演出になぜか胸が高鳴ります。コロッと魅了されてしまいます。ほかの方々はどうなのでしょうか。

さて、知人の有閑マダムに誘われて「我が至上の愛」というフランス映画を見に行きました。17世紀に書かれた小説がベースで、ローマ時代の羊飼いの若く美しい恋人同士が主役。後半に主役の美少年はわけあって女性に扮する。美しい眉と瞳、紅い唇はじゅうぶんに女性のようだけど、割れた顎とうっすら青いヒゲのあとは、どうしたって男性です。でも映画の中では全然ばれません。

女性に扮するというよりは、単に女性の衣服を着ているだけ、という感じで、笑ってしまいそうなほど。ごつい肩も平気で露わにするし。監督としてはこれでOKなのか?フランス人はこれで納得なのか?女性らしいしぐさを追及している歌舞伎の女形とは全然次元が違う。と思っていたら、見終わったあとにマダムが「素敵な映画だったわね」と。(マダムは日本人です)

ええええええ????

きっと見ている場所が違う、いやいや、“見ていない”ところが違うのでしょう。歌舞伎だって、明らかに見えているのに「見えていないのがお約束」な黒衣がいるものね。

2週間も空けていたので、その間に「ありがとう」を言わなければならない人がいっぱい。みなさんいつもありがとう。

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コメント

有閑マダムとは、美的感覚に差がおありのようです。玉三郎さんが京劇に出演されていたときのをテレビで見ましたが、こちらには共通性があるのかとても馴染まれて綺麗でしたよ。
一流の芸なら世界共通なのでしょう。ちゃんと評価されるはずですよね。

>kazuyoo60さん

有閑マダムはフランスがとっても大好きなので、美しいところだけを見ることができるのです(o^-^o)

京劇と歌舞伎は通じる部分がたくさんあるように思います。そういえばチェン・カイコーの「花の生涯~梅蘭芳~」が3月に公開されます。「覇王別姫」を超えるかな?これも楽しみです。

見ていない、って才能ですよ。一種の。
必要な音を拾ってほかの雑音には
気がいかない様にできるっていうけど、マダム
の目がそうなんですね。
物語の本質だけつかんでらしたのかな。

>つーみーさん

今回の映画は、私にとってはひっかかる部分が多かったけど、自分の感性(好み)と合ったものだと、雑音が入ってこないんですよね。

以前、会社の同僚が「昨日レンタルした映画がすっごくつまらなくて、レンタル料損した!」と怒るほど“つまらなかった”映画は、私の大好きな映画だったことがあります(^^;

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