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2007年4月16日 (月)

知ってるはずなのに

鳥だと分かっているのに、どうしても鳥とは思えない、ペンギン。
本当は男だと知っているのに、どうしても女にしか見えない、菊之助丈。

女形の菊之助丈を見るたびに、「まるでペンギンのようだわ」と思うのですが、こんな表現が他人に通じるわけはないので、口に出して言ったことはありません。

土曜日は名古屋の御園座に行きました。「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」の小万(こまん)を演じる菊之助丈は、どこからどう見ても色っぽい芸者。どうしたって本物の女性に見えるものだから、あまりにいじらしくて、あまりにあわれ。

この「盟三五大切」、ずいぶんと陰惨な話であります。小万は悪い男に惚れたばっかりに、人を騙してお金を巻き上げ、騙した相手にやや子ともども惨殺されてしまう。こんな筋立ての芝居を観ながら、艶っぽい役者にうっとりし、やんやの喝采を送る私たち。

現代で言うならば、「男女関係のもつれが原因の殺人事件」を、さらに下世話にして興味をあおり、悲惨な面もクローズアップしながらワイドショーで放送している感じか。

江戸時代も現代も、大衆性(衆愚の意味でも、人気の意味でも)ってあまり変わらないんだなぁと思った舞台でもありました。

もうひとつの演目は明るく能天気な「芋掘長者」。かわいらしい姫様「緑御前」=菊之助丈の登場で、そこらじゅうから「きれいねぇ〜」の言葉があがる。「男の人なんだ」と言い聞かせながら見ても、男が演じているとはどうしても認識できない。他の女形とは絶対に違う。やっぱり「ペンギン」なのでした。

P4170004 半襟に使うつもりで購入した手ぬぐい。アジサイは誕生月の花。バラは誕生日の花。

週末の「ありがとう」は、久しぶりに会ったK美(ドルチェごちそうさま)と、御園座の幕間でおつきあいくださったK音さんに。

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コメント

見習わねばなりません。
ペンギンを。じゃなくて菊之助様の女らしさを。

>美奈子さん

あの色気とかわいらしさ、見習いたいです。

が、毎回見とれるだけで終わっています(^^;

他人に通じないだろうな、と思う表現ってありますよね。
suzieさんにとって菊之助さんは「まるでペンギン」なのですね。

それにしても「きれいね~」とそこらじゅうから声が上がるような女性になってみたいです。。。
それには努力が必要なんでしょうね。

suzieさんは6月生まれなのですね?
手ぬぐい、素敵ですね!

>mariさん

あとからアップした手ぬぐいに気づいてくださってありがとうございます。そうです。6月生まれです。

歌舞伎座などの劇場に行くと、色々な手ぬぐいや風呂敷が売っていて、どれも欲しくなってしまいます。

先日はランドセルの柄の手ぬぐいがありました。甥が小学校に上がるときに、と一応狙いをつけておきました。(その時に売ってるかな?)

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