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2006年9月13日 (水)

観劇も体力

週末は文楽「仮名手本忠臣蔵」でした。今月の公演は通し狂言。

以前、通し狂言を1日で見たとき、非常に疲れて最後はまったく集中力を欠いてしまったので、今回は2日に分けて観劇。おかげで落ちる(眠る)ことなく全編を堪能しました。通しなので、今まで頭の中でバラバラだった場面がやっとこつじつまがあって理解できた。

落ちなかった要因はもうひとつ。いつもは右から左に通り抜けてしまう大夫さんの語りが、今回はわりと聞き取ることができたから。

「聞き取る」なんて外国語みたいだけど、ええ、本当に外国語です。以前は全然何を言っているか分かりませんでした。だから語りがちょうどよい「音楽」になってしまって、眠りに落ちてしまっていたのですね。ま、それはそれで心地よくて良いのですが。

初めは人形の美しさと繊細な動きに感動して見るようになった文楽ですが、近頃では大夫の語りが面白くて、床の方に注目しています。それで少しずつ耳が慣れてきたのでしょう。といっても、文楽歴3年。まだまだ「浅い」ですが、聞き取れるようになるまで3年かかりました。日本語でありながら3年かかったことを考えると、英語の聞き取りがいまだに不十分なのもうなずけます。

さて、大夫さんはひとりで老若男女を語り分け、大声で泣いたり笑ったり怒ったり。そのまま芝居に出れば、見事な役者になるのではなかろうかという熱演ぶりです。聞いていても、見ていても楽しい。

しかし、観る方ですらしんどい通し狂言。人形遣い、大夫、三味線のみなさんの疲労たるやいかに。

今回の「ありがとう」は芸技員の皆さんに。

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コメント

高校のとき授業で、文楽の「女」「油」「地獄」だったかが含まれるタイトルのを見に行きました。あー、きっと超名作なのだろうけど、名前が思い出せない。。。こんなことでは子供が大きくなったときに宿題とか勉強を教えられないではないかー!また本文とやや関係ないコメントですみません。

>ばななちょこみるくさん

それは「女殺油地獄」(おんなごろしあぶらのじごく)ですね。はい、有名な作品です。
高校の授業で文楽を見に行ったなんて羨ましいです。高校生が見るにはちとドロドロした話ですが、基本的な文楽の芸術性に加え、床にぶちまけられた油に足を取られる様子など、技術的にもけっこう面白いです。
ずいぶん前に、堤真一と樋口可南子の共演で映画化されました。

人間が演ずる歌舞伎は大げさなそぶりが気になり好きになれないが、文楽は人形が演じているので見ていて安心です。なんて偉そうなことを言っても「傾城阿波鳴門」しか見たことないです。
 世界無形文化遺産になっている自国の文化に縁がないなんて恥ずかしいです。

>ジージーさん

文楽も、突然話しながら踊り出したりして、ミュージカル要素が多くて、「なぜここで踊る?」ということがありますよ(笑)

わざわざ「指定」を受ける文化は、外部(地域外、あるいは国外)の人間だからこそ、価値を実感する傾向にありますね。
文化遺産だからって特に意識しなくてもいいと思います。好きなら好き、嫌いなら嫌い。それでオッケー。

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