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2006年7月 4日 (火)

人食いザメ

テレビ東京の某番組によると、ここ数年、宮古島ではサメによる死傷事故が連続して起きているという。そこで、その番組では、実際に被害に遭った人のインタビューと、サメ退治をする人の取材を放送していた。

人を襲ったサメの正体は「イタチザメ」で、大きいものは全長5メートルにもおよぶ。

この「巨大」で「危険極まりない」サメに“サメハンター”はワイヤー1本で挑む。ワイヤーにひっかかり暴れるサメ、尾びれで激しく船体をたたく。「人間がこの尾びれで一撃されたらひとたまりもない」というようなナレーション。

最終的に捕らえられたサメたちは、ボートの後部につながれ、水中を引っ張られていく。港に上げられると、フカヒレなどの原料として取引されるのだそうだ。

この放送には、何かひっかかるものがある。正直言って、憤りを感じる。サメを退治する人を責めるつもりはない。実際に被害が発生している中で、退治することがとりあえず「被害を広げないようにする可能性のある」対策なのだから仕方がない。

憤りを覚えるのは、放送のしかた。番組の冒頭では、何度となく「人食いザメ」という言葉が使われた。

「人食いザメ」というサメはいません。人を主食にしているサメなどいないのです。たまたま、人間のことを普段エサにしているサカナだと思って攻撃してしまったのです。彼らは脳みそが小さいおばかさんだから。

それを「どう猛で危険な人食いザメだ!やっつけてしてしまえー!」的な放送は非常に身勝手ではなかろうか?こんな放送の仕方では、今後の事故抑止にはまったく効果がないでしょう。

一応ニュース番組なのだから、ワイドショーやエンタメではない「報道」をしてほしい。必要とされるのは、何が危険なのか、どうすれば危険を回避できるのか、なのです。

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コメント

なるほど。。あまり気にとめなかったけど、
彼らのテリトリーに人間が入ったために
起きる事故、、つまり人間がお邪魔しているん
ですね。
報道番組でも、なにかしらセンセーショナルに
したいという意図が時々感じます。
suzieさんのような海を愛する人からみたら、
これは耐えられないですよね。
わたしも鵜呑みしないようにしなくては!

ちょっと違う点がありますが、山の中でも同じようなことが起きています。
 猪が畠を荒らし人間を牙に掛けた、だから退治すると言うことが年に一度は放映されます。
 私の工房のある山でも罠が仕掛けられ、毎年何頭かが捕らえられて食用にされています。ところが散歩などしていると、猪の子供に会うことがあります。いったん逃げるが、少し離れたところで止まってキョトンとした目でこちらを見るので、「人間に捕まるんじゃないよ」と言ってやります。
 そういう私も、若いとき趣味で魚を突いていました。今は反省しています。

>つーみーさん
漁師さん自身は、もちろん危険に身をさらして頑張ってくれているのですが、な〜んか報道の仕方が間違ってる気がするんですよね。
テレビは重要な情報源ですが、テレビだけで情報を信じてはイケナイ。とつくづく思います。

>ジージーさん
ウリ坊が大きくなってから人間に捕まったりしないといいですね。
でも、どんどん彼らの安住の地がせまくなっているから、お互い平和に暮らすのは難しくなっていくかも。

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